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家族、お金、恋愛... 今日から覚えるべきNG話題リスト

吉井奈々(一般社団法人JCMA代表理事・コミュニケーション講師)

「感じのいいひと~」

良かれと思って踏み込んだ一言が、相手を苦しめてしまうことは少なくない。感じのいい人はどのような立ち振る舞いを意識しているのだろうか。解説してもらった。

※本稿は、吉井奈々 著『なぜか、また会いたくなる 感じのいい人の心がけ帳』(PHP研究所)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

 

家族とも「ほどよい距離感」を保つ

親だからといって、子どもの悩みをすべて解決しなくてはいけないわけではありません。

近い関係だからこそ、気持ちが入りすぎて適切な判断ができなくなることもあります。

そんなときは、「専門家に相談したほうがいいかもね」と、そっと別の提案を差し出す。それは突き放すのではなく、相手を大切に思う誠実さです。

歯が痛いと歯医者へ行くように、心のこともプロにゆだねていい。

抱え込みすぎず、ほどよい距離を保つことが、家族の関係を長く支えてくれます。

 

「相手の聖域」に踏み込まない

「仲よくなりたい」という気持ちから、つい距離を詰めすぎてしまうことがあります。

けれど本当に感じのいい人は、相手の「踏み込まれたくないところ」に、無理に入っていきません。自分から話していないプライベートなことには、あえて触れない。そのさりげない距離感が、お互いの呼吸をもっとラクにしてくれます。

触れないほうがいい話題集
・家族構成やパートナー、恋愛事情
・学歴や以前の仕事、収入のこと
・体型や外見、筋肉など身体に関すること
・年齢や婚姻状況のこと
・過去の恋愛や人間関係のこと
・宗教や政治的な考え方

これらは、その人が「プライバシーの箱」に大切にしまっているものだったりします。

よかれと思ったひとことが、相手の心に触れすぎてしまうことも。

だからこそ、あえて聞かない。そのやさしさが、信頼を育てていきます。

親しさと無遠慮さは違うもの。距離があるからこそ生まれる安心感があります。その余白を大切にできる人のそばは、なぜか長くいたくなるものです。

 

ミスした人に逃げ道をつくる

ミスをした人にとって一番つらいのは、追い詰められてしまう瞬間です。

感じのいい人は、そんな空気を敏感に察して、そっと逃げ道をつくります。

「私も前に同じことをやったことがあるよ」と、自分の失敗談を軽く差し出す。それだけでその場の空気はやわらぎ、安心できるようになります。

責めるでも、正すでもなく、まずは居場所を守ること。そのやさしさが、相手の「もう一度やってみよう」という前向きな気持ちを引き出していきます。

プロフィール

吉井奈々(よしい・なな)

一般社団法人JCMA代表理事、コミュニケーション講師

企業や教育機関でコミュニケーション講師として活躍。15年間にわたって約7万人に「心を大事にするコミュニケーション」を伝えている。40歳から改めて大学に進学し、心理と教育を専攻。その後進んだ大学院では社会学を専攻し、仏教学や哲学についても研鑽を積む。
出生時に割りあてられた性別は男性だったが、性別適合手術を受けて戸籍を女性に変更し、現在は男性と結婚。アメリカに渡り、心理療法の権威リチャード・バンドラー博士から直接教えを請い、心のしくみを“言葉”で紐解く癒やしと変容の技術を修得。現在はメンタルケアとコミュニケーションの専門家として、全国で講演・企業研修・指導を行なっている。
日本郵政や法務省、日本コカ・コーラ、日産自動車、日本アイ・ビー・エム、ANAなど多くの省庁や企業で講演や研修を担当。また、東京大学や早稲田大学をはじめとする多くの大学で講師を務め、全国200校以上の中学校や高校でも、生徒向けの講演、教員向けの研修、PTA向けの講演を行なっている。NHK・Eテレの教育番組や日本テレビ系列の人生相談番組で、3年間レギュラー出演するなど、メディア出演も多い。

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