2022年10月27日 公開
2023年01月19日 更新
SNSで定期的にトレンドにあがる「おじさん構文」。話題になるたびに、「自分の書く文章もおじさん構文と思われているんだろうか...」と内心気が気でないミドルもいるのではないだろうか。そこで、20代の若手社会人を集め、「おじさん構文」に対する本音を聞いてみた!
※本稿は『THE21』2022年11月号特集「生産性2倍の『文章術』」より、内容を一部抜粋・編集したものです。
【座談会参加者】都内企業に勤務する20代社会人男女4名。いずれも職場でビジネスチャットツールを使用している。
Q. ミドル世代とのテキストコミュニケーションで、同世代のやりとりとギャップを感じる点は?
A:ミドル世代とのやりとりに限ったことではなく、就職するまではメールをほとんど使ったことがありませんでした。やりとりはLINEなどのチャットアプリで行なっていたので
B:私もそうです。LINEでは絵文字やスタンプで感情を補足していたので、文字だけのメールだと素っ気ないんじゃないかとか、相手のテンションがわからないとか、不安になることがあります。
C:メールを使うようになって、LINEのときはほとんど使わなかった句読点を使うようになりました。
A・B・D:わかる! 句読点を使うと、自分が大人になった感じがする。
A:最近はLINEにも句読点が進出してきました(笑)。
D:メールはもともと使っていたツールではないので、かえってジェネレーションギャップを感じることもなくて、ゼロの状態から先輩の文章を真似して適応している部分のほうが大きいような気がします。
Q. メールやチャットで、「おじさん構文だなあ」と思うような文面と遭遇したことはある?
A:実はありません。そもそも職場の上司や先輩方と、仕事以外のやりとりをすることがないせいかも。
B:同じく。「おじさん構文」は、面白いネタとして見ています。
C:SNSでネタにされるような「おじさん構文」に遭遇したことはないけど、「!」や「?」が赤い絵文字になっていたりすると、ジェネレーションギャップは感じるかも......。
A・B・D:ああ~! それはわかる!
D:祖父母からのLINEは絵文字がたくさん散りばめられた、THEおじさん構文。だけど家族というフィルターがかかっているせいか違和感はないし、「一生懸命打ってくれたんだなあ」とむしろ嬉しいですね。
A:違和感を持つことがあるとしたら、改行の頻度。年配の方ほど細かく改行して、縦に長い文章になっていることが多いような気がします。
B:しかも文と文の間が2行以上空いていたりするよね。きっとパソコンの画面で読みやすいように整えられているんだと思うんですが、チャットアプリの場合はスマホで確認することが多いので、一画面に文面が収まらなくて読みにくいな、と思うことはあります。
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重要なのは、テキストと対面でキャラが一貫しているか >
更新:11月21日 00:05