2020年01月06日 公開
2023年02月24日 更新
気が散ったときの応急処置になる小ワザもいくつか紹介しましょう。
怒りやくやしさなどの強い感情から距離が取れないときは、頭の中で「歌」にしてみましょう。例えば、「ハッピーバースデー」のメロディで「あ~のバカ上司~♪」と言うふうに。すると、真面目に考える気が失せますね。一見バカバカしいようですが効果は抜群。メタ認知療法の分野で実際に活用されている方法です。
不安感や緊張感でスムーズに思考が働かないときは「リアプレイザル(再評価)」が有効。
「緊張するのは、やる気が上がっているからだ」と、脳の解釈を改める方法です。
事実、緊張状態はやる気の上がった状態と全く同じ人体反応です。「この感情はやる気なんだ」と実際に口に出してみると、気持ちが切り替わります。
最後に、もっともシンプルな方法を。それは、20秒間の激しい運動です。これは効率よく心肺機能を上げるための運動法で、何度か繰り返すとランニングと同程度の運動効果がありますが、この場面なら一度でOK。
「これ以上速くできないくらい激しく腿上げ」などを行なうと、アドレナリンとドーパミンが出て、やる気が上がります。
少なくとも、ストレスには100%効きます。20秒間必死で筋肉を動かすので、短時間のマインドフルネス効果もあり。その状態でデスクに戻れば、クリアな思考力と集中力で、再び仕事に臨めるでしょう。
更新:11月25日 00:05