2018年05月02日 公開
2023年03月16日 更新
多くの人が質的な幸福を求めて働けば、会社の雰囲気もまた変わるかもしれません。量的な成功ばかりを追求する会社では、疲弊して、誰も働きたくなくなるからです。結果的に、生産性も低くなるでしょう。
しかし、質的な幸福を求めればどうでしょうか。誰かの役に立っているという「貢献感」が、やりがいを見出すきっかけとなり、仕事がより楽しいものに変わる。結果として、生産性も上がるはずです。
また、生活のために仕方がなく働くのではなく、嬉々として働いている姿を家族が見れば、家庭にも良い影響が出てきます。そうすれば、ワークライフバランスが、単なる時短を目的とした取り組みではなく、もっと本質的な意味で議論されてくるのではないでしょうか。
量的な成功ばかり求めていたら、いつかダメになるということに気づいたなら、今から質的なものを求める生き方に変えればいい。
人に手遅れはありません。変わりたいと思えれば、いつでも変わることができるのです。
『THE21』2018年4月号より
更新:11月24日 00:05