2018年01月23日 公開
2018年01月25日 更新
水野氏も、40代ビジネスマンにこうアドバイスする。
「『仕事を作る人』になるには、常に世の中の動きを勉強することが不可欠。AIを含むテクノロジーが自分の仕事や業界にどう影響するかは、新聞を読んでいればいくらでも情報が見つかります。一つの会社で長く働いていると、社会と自分の間に“自社”というワンクッションがある。自分の会社の中で最先端の仕事をやっているつもりでも、同じことを他の会社では皆が当たり前のようにやっている、ということは多いのです。今後は、会社の外の人や情報と接する機会を増やしていく人と、そうでない人の差はどんどん広がるでしょう」
常に先を読み、必要なスキルやマインドをいち早く磨いていけば、どんな時代が到来しても働き続けることができる。変化の激しい時代には、自分を変えることをためらわない前向きな姿勢が何より重要になりそうだ。
≪『THE21』2018年1月号より≫
≪取材・構成:塚田有香≫
岩崎日出俊
経営コンサルタント/インフィニティ[株]代表取締役
1953年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、日本興業銀行に入行。スタンフォード大学経営大学院でMBAを取得。22年間の興銀勤務後、J.P.モルガン、メリルリンチ、リーマン・ブラザーズの各投資銀行でのマネージング・ディレクターを経て、2003年に独立。『残酷な20年後の世界を見据えて働くということ』(SBクリエイティブ)など著書多数。
水野 操
[有]ニコラデザイン・アンド・テクノロジー社長
1967年、東京都生まれ。米・Embry-Riddle Aeronautical Universityで航空工学の修士課程を修了。1990年代のはじめから、CAD/CAE/PLMの業界に携わり、大手PLMベンダーや外資系コンサルティング会社で製造業の支援に従事。2004年に独立し、独自製品の開発の他、3Dデータを活用したビジネスの立ち上げ支援などを行なう。著書に、『あと20年でなくなる50の仕事』(青春新書インテリジェンス)など。
更新:11月25日 00:05