2017年08月13日 公開
2023年03月23日 更新
いまテレビや雑誌で話題の筋膜(きんまく)リリース。
聞いたことはあるけれど、ストレッチとどこが違うの? という人も多いはず。
「そもそもストレッチは筋肉の柔軟性の向上やけがの予防のため、対象となる筋肉を伸ばすことを目的とするもの、それに対し筋膜リリースは体の歪みや姿勢の改善するため、筋肉を包んでいるネット状の線維の収縮や癒着をとることを目的とするところが大きく違います」とはメディカル・スポーツトレーナーの、のぐち径大さん。
のぐちさんは現役メジャーリーガーやオリンピック選手など、これまで多くのスポーツ選手のトレーナーとして、体のケアや効果的な動きの指導をしてきた。
今回はそんなのぐちさんに、しなやかで快調なボティを手に入れるための、いつでも、どこでもすぐできる「ながら筋膜リリース」メソッドを教えてもらった。
筋膜とは、筋肉や骨、血管などを包んでいる組織のこと。この筋膜が筋肉と癒着してしまうと、機能性が落ちるとともに、あらゆる不調を引き起こす原因にもなります。
また、体はいくつかの筋膜のまとまりやつながりで構成されているので、一部や一点でも筋膜の機能が制限されると、そこから離れた部分の動きが低下することもあります。
筋膜リリースは、そういった機能不全を改善したり、予防したりすることで、体全体を機能的に動きやすくすることを目的としたメソッドなのです。
とはいえ、実際にそんなに難しい動きを必要とするわけでもなく、何かをしながら、体の動きをちょっと意識するだけで、カンタンにできるところが「ながら筋膜リリース」のいいところ。
それでは早速、そのいくつかを紹介していきましょう。
更新:11月23日 00:05