2016年10月22日 公開
2023年05月16日 更新
夏野 最後に一つ言っておくと、インターネットが登場して、20年前の日本と今の日本はまったく違っています。だから、先輩とか年上の人の言うことは参考までに聞いておく。自分で納得できることだったら吸収。どうしても納得できないことは忘れていい。僕の言うこともね。
とくにこれからは人工知能の時代になりますから、受け売りの言葉を発信する人はAIに負けていきます。「腹に落ちた」言葉を、自分の言葉で改めて表現でする。それはAIには真似できない。発信する前提として、自分で考える、自分なりに解釈するということを心がけてほしいなと思います。
太野 はい。今日は、夏野先生のお話をうかがって得意なことを見つけて深めていくのが大切だと思いました。「つかみ」の言葉を用意するとか、教えていただいたことは、これから自分の武器になるんじゃないかなと思います。
奈良 私は話すことが得意ではなくて、でも苦手なりになんとか頑張ろうとしてきました。今日の講義で会話の「つかみ」方や、まとめ方を教わったので、自分でも実践してみたいと思います。そして、何年後かには夏野先生に教わったことを応用できるようになったらいいなって。ワクワクしてます。
夏野 もうそれぞれ武器は持っているから大丈夫。頑張ってください。
太野・奈良 ありがとうございました!
<『THE21』2016年7月号より>
更新:11月24日 00:05