2016年09月25日 公開
2023年05月16日 更新
とはいえ、30代や40代は子育てやマイホーム購入などでお金がかかり、投資に割ける資金が限られている。お金に余裕が生まれる50代から始めてもいいのではないか──。しかし、深野氏は、「あとで失敗しないためにも、若いときから投資を始めるべき」と話す。
「一般的には、50代のほうが30代や40代よりも金融資産をたくさん持っています。かといって50代で投資デビューすると、なまじお金を持っているだけに、いきなり巨額を投資してしまい、失敗したときの額が大きくなりがち。それよりも、少額で構わないので早いうちから投資デビューし、運用方法や自分の取れるリスクについて学んでおくのが良いでしょう。
そこで、参考になるのが『リスク許容度』です。年齢、年収、マイホームや住宅ローンの有無、投資経験などをもとにその人が取れるリスクを算出します。とはいえ、基本的には自分にとって無理のない範囲で始めましょう」
では、投資経験のない30~40代のビジネスマンは、何から始めると良いのだろうか。
「自分の興味のある金融商品から投資を始めるのが良いと思います。自分が好きな商品を出している会社の株や、アジア旅行が好きな人なら、タイの株式に投資するのも良いでしょう。一番大切なのは、自分で考えて少額から投資してみること。そして、売買の一連の流れを体験してみることです。投資には多種多様な対象やスタイルがあり、万人向けの必勝法はありません。まずは自分が興味ある金融商品から始めて勉強し、徐々に自分に合った投資スタイルを身につけていくと良いと思います」
更新:11月22日 00:05