2016年09月25日 公開
2023年05月16日 更新
自分の会社や仕事がいつ、どうなるかわからない時代。30~40代はただでさえ教育費や住宅ローンなどに圧迫され、家計は赤字になりがち。そんな現役世代にとって、投資による副収入は本給を補填する「第二の柱」とも言える存在。だが、変化が激しい時代、投資に及び腰になっている人は多いはずだ。そこで、ベテラン・ファイナンシャルプランナーである深野康彦氏に、サラリーマンでも運用可能なお勧めの金融商品についてうかがった。
昨年12月には2万円を超えた日経平均株価。それも、今年6月下旬には、イギリスのEU離脱などといった不安定な世界情勢の煽りを受け、5,000円ほど値を下げている。こんなときに、投資を始めてもよいのかと不安に思う方も多いはず。しかし、ファイナンシャルプランナーの深野康彦氏は、「投資を始めるには悪くないタイミング」と語る。
「株式相場は昨年に比べて良いとは言えませんが、ポジティブに考えれば『株式の単価が下がったことで、低資金で投資を始められる』と言えるので、投資を始めるタイミングとしては決して悪いとは言えません。
それに、投資環境は昔と比べ格段に良くなっています。株式の売買手数料は以前に比べて安くなっていますし、スマートフォンなどで投資できる環境も整っています。加えて来年からは、確定拠出年金を利用てきる人の幅も広がります」
ただ、日経平均が値を下げたことで、「投資を始めても損をするのでは」と不安に感じる人も多いはずだ。これに対して深野氏は、「短期的な損失は、時間をかけて取り戻せる」と指摘する。
「莫大な額の損失を被らない限り、定期収入のあるビジネスマンは、長期的な視点に立つことで短期的な損失を取り戻すことができます。そのためにも、30代や40代の早いうちから投資を始める必要があるのです」
更新:12月02日 00:05