2015年08月25日 公開
2023年05月16日 更新
投資に興味がある人なら、どんな対象に投資をすれば良いのか、情報を集めたり勉強したりしていることだろう。しかし、それよりも先にするべきことがあると泉正人氏は指摘する。それは、自分の「お金の教養」のステージを知ることだ。自分のステージに合わない投資をすれば、結果は失敗に終わると言う。どういうことなのか、お話をうかがった。
アベノミクスが始まってから2年半。個人投資家の熱気はいまだ冷める気配がないようだ。泉氏が代表を務める総合マネースクール「ファイナンシャルアカデミー」にも、投資を学ぶために訪れる受講生が後を絶たない。
「3年前までは、受講生の中で投資に前向きな人は、全体の2割程度だったと思います。将来への不安から投資信託の長期保有をするなど、守りの資産運用を考えている人が多かった。
それが、今は7〜8割が投資に前向きな印象です。とくに関心が高いのが株式投資。個別株への積極的な投資を考える人が増えています。アベノミクスで株式市場が活況を呈しているというイメージが広がっているからでしょう」
株式投資に次いで関心が高いのは不動産投資だそうだ。とくに若い世代にその傾向が強い。
「不動産投資に関心がある人は、アベノミクスと関係なく、以前から一定数いました。彼らの目的は『自分年金』作り。若い人ほど年金への不安が強いため、不動産投資で家賃収入を得て、自分年金にしようと考えているのです。
ただ、不動産投資は、株式投資よりも元手が多く必要になります。私は、300万円の手持ち資金ができてから始めることを勧めています。それくらいの資金があれば、融資を受けて500万円くらいの物件が買えます。そこからの家賃収入を元手にして保有物件数を増やしていくのがセオリーです」
更新:11月21日 00:05