2019年05月02日 公開
2023年03月07日 更新
管理職はやることは多いし、無理難題な問題が降ってきますし、部下が思うように動いてくれないなど苦労が多くあると思います。
が、実際には管理職が思っている大変さと部下が思っている大変さは差がある場合があります。JALグループで行われた、管理職と部下双方へのアンケートでは、双方の意識のずれがありました。
「仕事を楽しんでいる」と回答した上司の率と、「上司は楽しそうにしている」と回答した率には10%以上の開きがあり、「自分は忙しい」と回答した上司の率より、「上司は忙しそう」と回答した部下の率の方が10%以上高かったのです。上司は「やりがい」を感じていることが、部下の目には大変そうに映っている場合があります。
そこで、朝のちょっとした時間に組織チーム全員で集まって会話する「朝会」などを導入し、お互いの立場を理解することで、この認識は変化していきました。
また、管理職だからこその醍醐味もあります。
一つ目は、自分の裁量の範囲が広がること。つまり、今まで認めてもらえなかったことも「自分で決めて実現できる可能性が広がる」ということです。
二つ目は責任のある仕事に就くことができるということ。責任が重い分、苦労はありますが、それを成し遂げようとするモチベーションの向上、成し遂げた時の達成感、更なる人としての成長などを経験したことで得られるものは大きなものがあります。
三つ目は、社内外で人脈が広がること。これは、上位職になればなるほど広がります。
人脈が広がることで、様々な考え方や気づきを得て視野が広がり、更なる成長に繋がります。
また、業務を遂行する上でも部門を超え、更に外部の力を得ることもできるようになると、今までなら成し得なかったことも、できることが増えていきます。
管理職は責任も重くなりますし、個人で成果を上げていく形からチームや組織で成果を上げていく形へ変わることで、他人依存の側面が大きくなり、難しい部分もあります。
ただ管理職になると、特に上位マネジメントになればなるほど、権限や仕事、人の範囲が広がり、気持ちの面でも見えてくる風景が全く違ってきます。
やってみて学んでいく姿勢で挑戦し、是非この風景を見てみてください。
更新:11月22日 00:05