2019年02月08日 公開
2023年03月10日 更新
ミシンひとつでハンモック屋を経営する女性。一丁前にロゴマークを持っていて、キャラクターは空飛ぶ猫。
配車アプリの明朗会計は、ぼったくり防止に効果を発揮します。
ベトナムのように、遠回りされることはありません。
フィリピンのように、メーターが高速回転することもありません。
インドネシアのように、運転手が途中でお昼ご飯を食べに行き、残された車内でメーターだけがカチャカチャと時を刻むこともありません。
カード決済のおかげで、釣りがない!と逆ギレされることがなくなりました。
ベトナムのように、米ドル支払いのベトナムドンお釣りというトリッキーな為替でごまかされずに済みます。
また、相互評価性を導入。
星の数の少ない評判の良くないドライバーを避ければ、不愉快な接客態度に腹をたてることもありません。
簡単操作で明朗会計、そして安全。
完璧ですよね?
いまや海外旅行の必須アプリです!
と、多いに宣伝したいところですが、残念ながらいたしません。
所変われば品変わるわけで、どんなに完璧なアプリでもしょせん人間には勝てないのだ、ということをウガンダで学びました。
ウガンダ人は、アプリをしのぐ人間力があります。
人類の叡智が詰まったAIに左右されない、ウガンダ人のマンパワー。
同じものを使いながら、まったく違う味わいです。
アプリで乗り降りする場所を指定すると……。
ウガンダでは、すぐに電話がかかってきます。
「どこにいるの?」って。
車に乗り込んだら、
「どこへ行くの?」
地図が読めないウガンダ人……、なのです。
先日は目的地まであと一歩というところで道に迷い、スマホの地図は一切見ずにあちこちで人に訊いたあげく料金が倍!
しかもクレジット払いで手配しているのに、
「現金で払って!」
現金払いを断ると、乗車拒否。
あるいは、「ガソリンが足りないから、300円貸して」
燃料計は半分を指しているので、すぐバレる嘘をついても気にしない一期一会感。
待てど暮らせど車が来ないことが多々ありまして、目的地が気に入らないのか、途中で上客を拾ったのか、いつの間にかキャンセルを食らっています。
ロクに返事もしない無愛想なドライバーに、ポールポジションを目指す乱暴な運転、乗車拒否。
星の数を気にしないドライバーが、星の数ほどいるのです。
更新:11月22日 00:05