現代の日本人の運動量から考えると、1日3食は明らかに食べすぎです。「1日2食」あるいは「1日1食」で十分でしょう。「1日1食」というと、「それでは身体がもたない」とか、「栄養バランスが偏る」と眉をひそめる読者もいるかもしれません。でも、考えてみてください。動物はみんな偏食ですし、1日3食も摂っていません。ライオンは肉食ですし、ゾウやキリンなどの大型動物は草食。お腹が空かなければ、目の前に餌があっても無理には食べません。それで、健康を保っています。であれば、「1日3食規則正しく食べるべき」という私たちの認識自体が間違っているのではないでしょうか。
むしろ、人間の身体は空腹のときこそ健康を保つことができます。人類はアフリカ大陸で誕生した約700万年前から、ほとんどの期間を飢餓状態で過ごしてきました。人類の健康は空腹の歴史に支えられてきた、といっても過言ではありません。
更新:11月22日 00:05