ついつい食べすぎてしまい、肥満に悩む人は多いはず。さらに、過食は生活習慣病の原因にも。そんな人は、「プチ断食」を試してみてはいかがだろうか。我々は1日3食、規則正しく食べることが大事と考えがちだが、現代人にとってそれは過食の原因になると指摘するのが、断食指導を行なう石原結實氏。過食を解消し、快適な毎日を過ごすための「プチ断食」についてうかがった。
「腹八分に病なし、腹十二分に医者足らず」という格言があるように、食べすぎはガン、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病などあらゆる病気の原因になり得ます。
その理由は、血液を汚すから。食べすぎると、食後30分以内に血液中の糖や中性脂肪が増加します。さらに、胃腸で消化しきれなかった中間代謝物や不消化物が血液中に蓄積されていくのです。
また、食べすぎは免疫力の低下も招きます。免疫力とは、簡単に言えば、体内に侵入してきたウイルスや細菌を撃退する白血球の働きのことです。お腹一杯食べると、血液中の栄養状態もよくなり、それを食べた白血球も満腹になるため、外から侵入してきたウイルスや細菌を十分に食べられなくなるのです。
人間も動物も、病気になると食欲が落ちるのは、白血球の力を強めて病気を治そうとする自然な反応なのです。
更新:11月22日 00:05