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記憶のコツは「フック」を作って「連想ゲーム」で覚えること

2018年08月03日 公開
2023年03月14日 更新

山口佐貴子(尽力舎代表)

 

完璧に覚えたいときは「白紙復元」が効果的

 難易度の高い記述式の資格試験に挑戦する場合など、テキストの内容を完璧に記憶したい場合は、「白紙復元」という方法がお勧めです。

 白紙復元とは、あることを覚えたら、記憶だけを頼りに、それを白紙の上に復元すること。これができれば、完璧に記憶していることになります。

 テキストのあるページを覚えたと思ったら、そのページを隠して、そこに書かれているキーワードを思い出しながら紙に書き出してみましょう。

 書けない箇所があれば、そこがまだ覚えられていないところです。

 復元できない箇所がなくなるまで、何度でも繰り返すことで記憶が定着していきます。

 聴覚派の人は、音声テキストを聴いている途中で止めて、その先を自分で話してみるのもいいでしょう。

 最後に、もう一つ、重要なことをお伝えしたいと思います。

 それは、記憶はすんなりとはできないものだということです。2回も3回も覚えても、すぐに忘れてしまうからといって、諦めないでください。

 記憶が定着するには、最低でも6回、繰り返し覚えることが必要なのです。

《取材・構成:前田はるみ》
《『THE21』2018年7月号より》

著者紹介

山口佐貴子(やまぐち・さきこ)

〔株〕尽力舎代表取締役

大手企業勤務後、パートナーと2つの会社を立ち上げる。2002年、ラーニング・ストラテジーズ社公認フォトリーディングインストラクター。17年、同シニアインストラクターに世界で初めて認定された。フォトリーディング講座を主催する他、「ライフリモデル理論」を提唱し、それを学ぶ塾も開催。2009年より、ラジオ番組『ベストセラーズチャンネル』のパーソナリティーも務める。著書に『勉強も仕事も時間をムダにしない記憶術』(大和書房)など。

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