2018年05月10日 公開
2023年03月16日 更新
まず、子育てに自信がないのは、誰もがそうです。他の人はうまくやっているように見えるかもしれませんが、子育ては、失敗して、日々落ち込むのが当たり前。時には、思うようにいかずに子供に辛くあたって後悔することもあるでしょう。しかし、そんなときでも自分を責める必要はないのです。子供の成長を感じ取れたり、感謝してくれたときは無上の喜びに変わります。
ただ、親が子供夫婦の生活に立ち入ってはいけないように、子育てにおいても、自分の人生と子供の人生に境界を引くことが大切です。これは無力な存在である新生児の間は当てはまりませんが、子供が少し大きくなったら、「この子にも自分の人生がある」と距離を取り、自立を促していく必要があります。
たとえば、子供が小学校5年生くらいになり、親に対して隠し事をし始めたら、「親に隠し事できるようになったんだな。成長したんだな」と思うくらいがいいでしょう。
実は、真面目に一生懸命に子育てをしてきた親御さんのほうが、その子供たちが引きこもりや摂食障害になるケースが多いのです。親は「子供のため」と思って世話を焼いてきたのかもしれませんが、子供からしたら「うっとうしい」でしょう。でも、そう言えば親が傷つくから言えない。親に気を遣いすぎる子供が、プレッシャーからストレスを溜めこんで引きこもりになりやすいのです。
自分と子供の人生は別のものだと考えて、親のほうから境界を作っていくことが大切です。
更新:11月22日 00:05