“いざ接待”のときに慌てない！

お店編Ｑ１
お店のランクはどれくらいがベスト？

一般的には1人当たり1万円ぐらいの予算で収まる店が良いでしょう。大手企業なら2～3万円を基準に店を探してみましょう。ビジネスの重要な情報が話題に上ることもあるので「完全個室」が原則。参加者が役員の場合はとくにプライベートへの配慮が必要です。どうしても個室が取れない場合は、仕切りのある席、隣と離れている席や奥の席に通してもらいましょう。

お店編Ｑ２
やはり下見は行ったほうがいい？

下見は絶対に必要です。狙いどきは「ランチタイム後半」。ランチは夜の営業に誘い込む目的もあり、リーズナブルに店の味を“試食”できるのです。「お勧めメニュー」は店の得意料理なので、ぜひ味見してみましょう。合格点が出たら、ランチの客が掃けたタイミングを狙い、直接予約を入れてしまいましょう。わざわざ下見に出向く客は、当日の来店率が高くドタキャンやぶしつけな振る舞いをしない「良い客」と見なされるのです。

お店編Ｑ３
予約が取れていない！？　さあ、どうする？

数日前にお店に電話を入れたところ、手違いから予約が取れていなかった、ということも稀にあります。その場合、まずはお店の姉妹店や空いている可能性の高い大型チェーン店などを探しましょう。そして代わりの店が決まったら、「団体客が入ったらしく、落ち着いて会食できるよう別の店を用意しました」などと説明し、急遽変更となることをお詫びしてすぐに連絡を。相手の気持ちを盛り下げないような配慮ある言い方をしましょう。予防策としては、1週間前に「人数は変更ありません」などと連絡がてら、お店に確認を入れること。さらに前日、「明日19時、よろしくお願いいたします」とダメ押し。これだけ重ねれば、まず大丈夫です。お店側も「重要な接待」と認識して、丁重にもてなすはずですから、一石二鳥です。