2015年11月10日 公開
2023年05月16日 更新
目力を発揮するにはドライアイ対策が必要です。目が乾くと、まぶたを開け閉めするのに必要な涙という潤滑剤が失われ、目をしっかり開くことができなくなったり、まばたきの回数が増えて落ち着きなく見えてしまったりします。また、ドライアイで目がつらそうにしていると、疲れた表情に見えたり、機嫌が悪いと思われたりします。ドライアイを放置すると、印象にかなりの悪影響があるのです。
目を乾燥させないためには良質な涙が必要です。水分だけでなく、ある程度の油分を含んだ涙を分泌させなくてはいけません。
質の良い涙を出すためのケアとして効果的なのが、目を温めること。血流が良くなり、油分を含んだ良質な涙が分泌されやすくなります。また、目の周りの皮膚に栄養が行き届くようになるので、まぶたのたるみや目元のシワなどの予防にもなります。
具体的な方法としては、水で濡らしたタオルをしっかり絞り、レンジで数十秒温めたものを目に当てるだけでOK。職場や出先など、レンジがない場所では、開封するだけで温まる市販のホットアイマスクが便利です。1回につき5分、1日2回を目安に、休憩時や就寝前に行ないましょう。
油分の分泌量を増やすには、まぶたのマッサージも効果的です。目尻側に親指、目頭側に人差し指が来るようにして、まぶたを軽くつまみ、離します。力を入れすぎると皮膚を傷めるので、あくまでそっと優しくすること。目の上のまぶたと、目の下の皮膚の、両方について行なってください。
また、長時間のパソコン作業などで目の乾きを感じたら、こまめに目薬を差してください。保湿効果の高いドライアイ用の目薬も市販されていますので、上手に活用するとよいでしょう。
※「腹」と「姿勢」については、『THE21』2015年12月号の誌面に掲載しております。
《取材・構成:塚田有香 写真撮影:長谷川博一》
《『THE21』2015年12月号より》
更新:11月22日 00:05