2015年11月10日 公開
2023年05月16日 更新
「薄毛は遺伝だから仕方ない」と諦めている人もいるようですが、それはあくまで「薄毛になる可能性がある」というだけのこと。正しいケアをすれば、毛量を維持することは可能です。「祖父や父親が薄毛だから、自分もそうなるのでは」と心配しすぎると、むしろ、それがストレスになって、髪に悪い影響を与えてしまいます。
毛髪は頭皮から生えているので、頭皮のコンディションを良好に保つことが何より重要。ところが、髪に良いと信じ込んで、実は間違ったケアをしている人が多いのです。洗髪用のシリコンブラシで頭皮をゴシゴシこすったり、ヘアブラシでとんとん叩いたりしている人も多いようですが、これらの行為は頭皮を傷つけて炎症を起こす原因に。頭皮の状態が悪くなれば、毛髪に栄養が行き渡らず、薄毛を促進する危険性があります。
シャンプーをするときも、頭皮や髪への負担をできるだけ減らしましょう。まずは38℃くらいのぬるま湯で頭皮と髪をしっかり濡らし、シャンプーを手のひらで泡立ててから数カ所に分けて髪につけます。そして、指の腹を使って頭皮をマッサージするように優しく洗うこと。こうすれば、頭皮や髪を余計に摩擦せずにすみます。毛穴の皮脂や汚れはシャンプーの洗浄成分だけで十分に落ちますから、ブラシなどを使ってゴシゴシ洗う必要はありません。
髪の量や質には食生活も影響します。頭皮も肌ですから、やはり糖質の摂りすぎは禁物。健康な髪を作るにはタンパク質が必要なので、パンやご飯などの炭水化物は控えめにし、卵や肉、魚などの動物性タンパク質を意識的に摂りましょう。肉は脂の多いカルビなどは避け、鶏の胸肉やもも肉、豚ロースなどを選んでください。
更新:11月22日 00:05