今回紹介するのは、人気のロルバーンシリーズに追加された、旅を記録するのに最適な「旅するロルバーン」です。
ロルバーンはデルフォニックス製のノートを中心としたブランドです。その名前はドイツ語で滑走路を意味し、「無限大の世界を広げていってほしい」という思いが込められているといいます。
ロルバーンブランドは2001年に誕生し、最初の製品は時計でしたが、翌2002年にリング綴じ型の「ロルバーン ポケット付メモ」が登場すると人気製品となり、現在でも多くの愛用者がいらっしゃいます。
そして、2023年7月21日に販売開始(※1)した「旅するロルバーン」は、「ロルバーンフレキシブル」シリーズに属する新たな製品で、旅を記録するために便利な機能を強化しています。
この製品は、フリーアナウンサーで紙採集家&文具プロデューサーとしても活躍する堤信子さんをアドバイザーに迎え、2019年から企画開発に取り組んでいたものが、ようやく無事お目見えとなったものです。
まず、「旅するロルバーン」の代表製品が「カバーセット」です。
「ロルバーンフレキシブル」形式のカバーに、以下のリフィルをあらかじめセットしたスターターキットで、サイズはLとA5、カバー色はクリアとクリアグレーがあります。
・方眼ポケットリフィル
5mm方眼が印刷された、紙製ポケットリフィルです。旅先で手に入れたチラシ、包装紙、入場チケット、レシートなどの紙物は、旅の思い出を構成する要素として保存しておくと楽しいものです。
「旅するロルバーン」を旅先に持ち歩き、紙物を入手したらどんどんポケットに収容しておけば、それだけで旅の記録が出来上がります。方眼が印刷されているので、訪れた場所の情報やちょっとした感想なども書き入れておくと、さらに思い出が充実します。
・無地アソートリフィル
少し厚めの白・茶の無地リフィルを含む2色アソートです。旅先で入手した紙物をスクラップブックのように貼り付けるのにも最適ですし、プリントした写真を貼る、記念スタンプを捺す、スケッチをするなどいろいろな楽しみ方が考えられます。
・無地ジャバラリフィル
しっかりした厚みの三連ジャバラリフィルです。旅の全体像を表現したり、一番楽しかった思い出を詰め込んだりと、これ一枚で「作品」になるように凝ってみるのも楽しいと思います。そして、補充用のリフィルとして以下の製品も販売されます。
・方眼ポケットリフィル
「カバーセット」と同じリフィルの単体セットです。好みに応じて追加したり、ポケットのみで1冊をまとめたりしても良いでしょう。
・無地アソートリフィル
「カバーセット」と同じ白・茶に加えて黒の無地リフィルも含む3色アソートです。黒台紙は貼ったものが浮かび上がって見えますし、黒地に適したさまざまなカラーペンを使用するのもおすすめです。
無地ジャバラリフィルの単体セットはありませんので、カバーセットのものを楽しみましょう。
上記の「旅するロルバーン」のリフィルの他、「ロルバーンフレキシブル」のリフィルなどとも組みあわせることが可能ですので、そちらも含めて組み合わせを考えてみると用途が広がります。
さらに、2023年8月4日からは、堤信子さんとのコラボレーションカバー製品「旅するロルバーン スヴニール」も販売されます。
堤信子さんが世界中を旅して、古書店や蚤の市など様々な場所で出会い採集した紙物コレクションを参考にデザインされたカバーで、100年前のパリの古地図を基にした「マップ」、骨董的価値がある古手紙の万年筆の筆跡を基にした「レター」、1800年代パリの住宅用壁紙を基にした「ウォールペーパー」の3種が登場します。
「旅するロルバーン」発売のニュースは、2023年7月7日以降、各種メディアで順次流れていましたが、そんな中、偶然にも7月19日に、筆者の主催する夏の手帳・文具のイベント「手帳夏祭り」(※2)で堤信子さんに基調講演を行っていただく機会があり、これまでに作り上げてきた旅の記録手帳の現物を見せていただく機会に恵まれました。
これらの旅手帳は様々な工夫が凝らされており、そのアイデアが「旅するロルバーン」にも存分に生かされていると知ることができました。旅の思い出をしっかり記録するためのツールとして、参考になれば幸いです。
※1 2023年7月21日に販売開始
デルフォニックス直営店「DELFONICS」「Smith」の各店と「DELFONICS WEB SHOP」にて販売。今後全国の販売店にて順次販売予定。
※2 夏の手帳・文具のイベント「手帳夏祭り」
日本手帖の会主催。基調講演に堤信子さんをお迎えしたほか、手帳検定や手帳・文具関連のアイテム販売、ワークショップなどの企画を実施。
参考: https://bit.ly/3ZgViQ3
《写真提供:〔株〕デルフォニックス》
更新:12月04日 00:05