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【この文房具に注目!】『ハーフイヤー ミーニング・ノート』(ダイジョーブ)

2022年12月12日 公開

文房具朝食会・原敬輔

ハーフイヤー ミーニング・ノート

チャンスを書き留めて、自分なりの意味付けを見いだそう

今回紹介する文房具は「ハーフイヤー ミーニング・ノート」です。こちらの文房具は、山田智恵さんが考案された「ミーニング・ノート」という考え方をベースにして、できた手帳です。

ミーニング・ノートについての詳細は、ぜひ金風舎から出ている『新版 ミーニング・ノート』(山田智恵著)という本をご覧いただければと思いますが、要は、「1日にチャンスを3つ書いて、見返すとよい」ということです。

とはいえ、「チャンスって言われても、1日に3つもない」と思われる方も多いと思います。そこで、一般的にチャンスと言われるようなものだけでなくて、小さな良かったことも書くようにすると良いとか。

私の場合は、昔、仕事でお世話になった方から連絡があったといったことだけでなく、忘れていたものが見つかったとかを書いています。それだけでなく、山田さんは失敗を「スパイシー・チャンス」と呼ぶようにしていて、それも書きます。私の場合は、最初のうちはスパイシー・チャンスばっかりでした。

チャンスを書き留めていくと、つながりに気が付き、自分の中で意味づけを見いだせるようになります。

 

ハーフイヤー ミーニング・ノート

私がこの文房具が良いと思う点は4つあります。

1つ目は日付の欄が印字されていないことです。曜日だけ書かれているので、好きな日から始めることができます。ページは半年分(26週分)あります。

手帳などが長続きしない人っていると思います。感情にも波があります。思い立った日にまた再開することができると、気楽に付き合えます。

2つ目は表紙の紙質です。山田さんによると、持っていてテンションがあがる表紙にしたいと思われていて、かなりこだわったそうです。ダイヤボードという用紙で、辞書の表紙にも使われているようです。

3つ目は2週間分のタイムスケジュールがついているので、直近についてどう過ごすかを考えることができます。

4つ目は、サイズです。A5サイズなので、持ち運ぶのが楽です。休みの日に早起きして、ミーニング・ノートを片手に、人のまばらなカフェに行って、コーヒーを飲みつつ、振り返りをするというのが私の理想の過ごし方です。

私は今の週に相当するところに、75ミリ×50ミリのふせんを貼り付けて、そのふせんに、急ぎではないが、重要だと思うことについて記載し、定期的に見返しています。

ミーニング・ノートを活用して、新しい年をますます良い年にしていきたいと思います。

《写真提供:〔株〕ダイジョーブ》

 

著者紹介

原 敬輔(はら・けいすけ)

文房具朝食会主宰

新卒で〔株〕リクルート(現・〔株〕リクルートホールディングス)に入社したのち、レバレジーズ〔株〕や〔株〕ウフルといった複数のベンチャー企業でマーケティングを経験。現在は業務委託で企業のマーケティングやPR支援を行なっている。山梨県大月市のマーケティングアドバイザー、クラフトビール「KOBUSHI BEER」のブランドアンバサダー、花火鑑賞士など関心は多岐にわたる。

文房具に関してはペンよりもノートの方が好きで、市民団体「日本手帖の会」が行なっている手帳検定2021の認定手帳有識者、レベルゴールドを取得。

「文房具朝食会」とは、文房具好きが休日の朝に集まって、好きな文房具やその使い方をプレゼンしたり、意見交換をしたりする交流会。文房具メーカーや雑誌編集部との共催なども行なっている。

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