今回の注目文房具は「フィラーレ ディレクション」です。
この筆記具は、ゼブラ株式会社が開発したビジネス向けサインペン。今年5月の連休中に開催した文房具朝食会@名古屋でも話題のトップになりました。デザインも、握り具合も、書き心地も、とても新鮮でしたので、ここで取り上げさせていただきます。
まずはネーミング。フィラーレ(=filare:イタリア語)は、紡ぐという意味。ツイストタイプ(軸を回して心を出すタイプ)の高級筆記具の代名詞としての称号を目論んだんでしょう。そして、ディレクション(=direction:英語)は、指し示す。ビジネスで活躍する方々が使うにふさわしい名前ですね。
この筆記具の代表的な特徴は、以下の3点です。
1.キャップレスでスムーズな書き出し
当たり前ですが、キャップを取るという動作が一つないだけでも、その分次の動作が早くできます。さらには、この動作に一切の余分な音が入らないというツイストタイプ独特の長所もあります。仕事をサポートする機動力抜群の筆記具と言えるのです。
2.太い文字がはっきりと相手に伝わる
ボールペンと書き比べてみるとよくわかりますが、サインペンは字が太いです。そして本当に軽いタッチで自由に感情表現も出来ちゃいます。流れるように書き続けられて、思考を止めない、そして、画面越しのオンライン会議の相手にもわかりやすい字が書けるのです。
3.乾かない「モイストキープインク」採用
空気中の水分を吸収する成分を配合した特殊インクを採用しています。だから、乾燥を気にせず書き続けられることがメーカーの自慢です。キャップを閉め忘れて、乾いて書けなくなってしまったという昔よくあったトラブルから解放されました。
この3点の特徴に加え、金属素材を使用した高級感のある太めのボディ。そして、指し示した場所がわかりやすいように先端部分だけゴールド仕上げなどの特徴があり、仕事の中で効率化を狙って使いたいと思わせるような筆記具に仕上がっています。
頑張っている部下へのプレゼントにも良いです。是非とも、お試しください。
《写真提供:ゼブラ〔株〕》
更新:11月21日 00:05