2021年02月27日 公開
2023年02月21日 更新
私が主催する「ワクワク系マーケティング実践会」の会員企業とコロナショックについて話す中で、よく出てくるフレーズがある。それは、「もし、顧客リストがなかったらと思うとぞっとする」というものだ。
彼らは、顧客リストの整備を多かれ少なかれ進めていたから、コロナにより顧客が外出しなくなっても、何らかのアクションを起こすことができた。だが、もし顧客リストがなかったら、いつ解除されるかわからない自粛要請をじっと、ひたすら待つしかなかった。
あるいは、自粛期間が明けてもお客さんが戻ってこなかった場合、なすすべがない。これほど怖いことはないというのだ。
ワクチンの接種が進められているとはいえ、今後いつまた同じような事態にならないとも限らない。COVID-19とは別のパンデミックが、今後起こらないとも限らない。それどころか、我々が想像もつかない形の「顧客消滅」が起こる可能性もあるだろう。
そのとき、再び「何も打つ手がない恐怖」を味わいたくないのなら、一刻も早く顧客リストの作成に取りかかってほしい。そしてそれをいつも温め、「生きた顧客リスト」にしてほしい。
顧客リストこそが、どんなに時代が変わっても価値を失わない「資産」であり、それがこの危機の時代からあなたのビジネスを守ってくれる最強の武器なのである。
更新:11月22日 00:05