2020年10月23日 公開
2024年12月16日 更新
ここで注目したいのは、屋根からはみ出した柱の鉄筋。
日本では滅多に見られない「はみ出し鉄筋」は、子供が成長したら、2階を増築して二世帯住宅にするためです。
つまり、第二ジェネレーションの布石。
孫も視野に入っているので、3階の「第三ジェネレーション」まで続けられますが、最近の若い人は都会に出たまま帰ってこないので、余ったフロアは民泊として貸し出されます。
まさにボクらが住んでいるのは、そういった感じの家です。
建築許可的にはどうなんだ?って疑問がありますが、そこは役所への「コネ」だと威張ってる人がいたり、知らぬが仏だったりするようです。
モロッコでは公道に庭を作る家も少なくないので、やったもん勝ちかもしれません。
左側の柵で囲まれた緑色の箇所が、道路にはみ出した庭です。大胆です。
このようにして「タンス預金ハウス」は、死ぬまで楽しめるライフイベント。
銀行ローンを組まないので、利子のお金を自分の好きなように使えるわけですから、ある意味、資産倍増です!?
以前に訪問したジョージアでは、内装前のアパートメントをブラックフレームと呼び、激安で買うことができました。
DIYを楽しみながら住むジョージア人も、「タンス預金ハウス」だったのです。
2022年にコロナが去ったとしても、どうせまたリーマンショックの続編とか、新しい感染症とか、なにかしら天災に襲われて、長く続くとは思えない天下泰平。
「Withなにがし」の時代を生き残るには、新築マンションのブラックフレームや稼ぎにあわせて増築する家で、銀行ローンの金利を抑えるべし。
特徴を並べると、若い人が好きそうなキーワードにあふれてました。
1 いつ完成するかわからない、スローライフ
2 家具が多いと工事できないから、ミニマリズム
3 家族で、ハンドメイド(DIY)
4 成長する家、メタボリズム
5 キャンピングカーを部屋として組み込んだら、秘密基地みたい!
6 そろそろ子供部屋がほしいですー、とかなんとか言って、その都度クラウドファンデイング
7 進捗状況を発信して、ユーチューバーに
建築許可的にはどうなんだ?って話は、ブログかYOUTUBEのネタにしてください。
参考にさせていただきます。
更新:02月05日 00:05