2019年12月18日 公開
2023年02月24日 更新
この危機から脱する方法は、視力を回復させることです。「視力は一度落ちると戻らない」と思っている人が多いのですが、それは間違いです。私のメソッドに基づくトレーニングを通して、0.1以下だった視力を1.0にした人もいますし、緑内障などの病気の進行を阻止・改善できている人もいます。そのトレーニングのうち、一人で行なうことができ、近視老眼に効くものを紹介しましょう。
【1.焦点調節トレーニング】
本を持って椅子に座り、手元の本の文字と、3m以上遠くにある壁の掲示物の文字とを交互に見る。それぞれの字に、すぐピントが合うようにする。「10秒間で10往復以上」を目標に練習してみよう。
【2.焦点維持力トレーニング】
本や雑誌を開いて、文字を確認してから、3秒間目を閉じる。その後、目を開いて同じ文字を見ると、すぐにはピントが合わないはず。それを「合わせる!」と念じながら、少しでも早く合うようトライ。ピントが合ったら、また3秒間目を閉じる→見る→合わせる、を何度でも繰り返そう。
遠くの文字でも同様にトレーニングを。通勤電車内の吊り広告や、職場の壁の掲示物など、3メートル以上離れたところにある文字を見て、焦点を素早く合わせる練習をしよう。
視力が低い人は、メガネやコンタクトをつけたまま行なってOKです。トレーニング時に大事なことは、「見る!」「見える!」と強く意識することです。眼筋は脳の命令に従って動く随意筋ですから、見ようと思えば力が加わり、見る力が高まるのです。
視力低下を自覚し、対策を講じて改善するプロセスは、仕事における問題解決と同じ。自力で改善できた経験は、自信につながるでしょう。回復させた視力と、アップした脳機能を、日々の仕事に大いに活かしてください。
更新:11月25日 00:05