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その「働き方改革」はうまくいっているか?

2018年10月22日 公開
2024年12月16日 更新

沢渡あまね(業務改善・オフィスコミュニケーション改善士)

 

「やらないこと」を決めるとうまくいく

 それでは、うまくいっている企業とそうでない企業はどこが違うのでしょうか。スタート時期、トップのリーダーシップなど様々な要因がありますが、中でも大きな要因の一つに、「やらないことを決断した」ということがあります。

 例えば、業務時間外に無理難題を要求してくるお客さんとのつきあいをやめる、サービス業であれば、営業時間の短縮や、サービスの一部の提供をやめるなどがよい例。

 そして、たくさんのことをやらない代わりに、「自分たちの組織はどこで勝っていくのか」という“強み”を明確に定義し直し、そこに労力や時間を注力するようにしたのです。

 その際、重要なのは「常識」を疑っていくことです。「なんでこんなに資料を作るの?」「用紙にハンコを押して提出する必要があるの?」「スーツを着る必要があるの?」など、いったん立ち止まって、生産性やモチベーションを下げていたことに対して考えてみる。

 そして、これはやらなくていいと思ったら、常識をアップデートしていけばいいのです。これを繰り返せる企業は成長していけます。

 常識を疑い、労力や時間のムダを見直して“強み”に労力や時間をかけるようシフトしていくことこそ、本質的な働き方改革であり、多くの会社は、この働き方改革の第2段階に進んでいかなければならない時期になっています。

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プロフィール

沢渡あまね(さわたり・あまね)

あまねキャリア㈱代表取締役

1975年生まれ。日産自動車、NTTデータ、大手製薬会社などを経て2014年にあまねキャリアを創業(21年に法人化)。これまでに400以上の企業・自治体・官公庁で働き方改革、組織改革等の支援を行なう。「組織改革Lab」「あいしずHR」「越境学習の聖地・浜松」主宰、講演やメディア出演でも活躍。近著『「すぐに」をやめる』(技術評論社)ほか著書多数。

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