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プレゼンで勝つための法則「自社の立ち位置」を押さえる

2018年05月28日 公開
2023年03月14日 更新

大塚寿(営業サプリ)

5 相手が忙しい場合――「ペライチ」で勝負

相手が忙しい場合は、プレゼンの要点をまとめたサマリーを“ペライチ”で準備しておきたい。プレゼンの要件としてサマリー添付の場合もあるが、相手が忙しい場合にも威力を発揮する。

“ペライチ”はプレゼンの全ページを要約するのではなく、

・メリットの明示
・何かとの比較
・費用対効果など数字的根拠

の3点を柱にまとめること。判型はA4でもA3でもよいが、“ペライチ”なのがキモになる。忙しい人ほど分かりやすいモノ、比較しやすいモノ、定量的に判断できるモノを好む。

「それが分かっていて、この“ペライチ”を別建てで作成しています」というところを暗示できるのが「売れる営業」の演出なのだ。

 

6 ソリの合わない相手の場合――意外と受注率は低くない!?

馬の合う相手の場合、受注率が高いのはよく知られたところだが、ソリが合わないと思っている相手からの受注率が低いかというと、そうならないのが営業の不思議なところだ。

初見でソリが合わないと感じた相手から即決で仕事をもらったり、大金星となるような受注になったりすることも少なくない。

なのでソリが合う相手であれば、「これで受注率が上がる」とポジティブに考えればいいし、「ソリが合わない」と感じてしまった場合でも、「意外な受注になるかも」と自己暗示をかけるもよし、「受注率には関係ない」と気にしないのもよしで、とにかくソリの合わない相手であっても「受注率が低い」という発想をしないのが重要になる。

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著者紹介

大塚 寿(おおつか・ひさし)

エマメイコーポレーション代表取締役

1962年、群馬県生まれ。1986年、株式会社リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス)に入社。サンダーバード国際経営大学院でMBA取得後、営業研修を展開するエマメイコーポレーションを創業、現在に至る。著書に『リクルート流』(PHP研究所)、『オーラの営業』(Nanaブックス)、『仕事をつくる全技術』(大和書房)、累計28万部のベストセラー『40代を後悔しない50のリスト』シリーズ(ダイヤモンド社)など多数。共著に『法人営業バイブル』(PHP研究所)など。

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