2018年05月11日 公開
2023年03月16日 更新
新規顧客開拓の難化が進行中ではあるが、リードゲット(見込み客獲得)をアウトソーシングするにせよ、自らテレアポをするにせよ、その成果は「リスト」で決まってしまう。それを知らないと、成果は最低ランクになってしまうので、その「リスト」についての知見を共有する。
中小企業、事業所のすべてが営業対象になる商材であれば絨毯爆撃用リスト、逆に、ある一定以上の規模感を持った企業の部門、キーパーソンがターゲットになるならピンポイント狙撃用リストを区別して準備したい。
前者は営業の対象エリアのすべての企業に手あたり次第アプローチしたいことから、まずはその数が重要になる。以下がその鉄板と言われたリストだ。
帝国データバンクであれば、約14万社が掲載され、しかも、業種、従業員数、評点、売上伸び率、エリア、役員名などの属性情報が最も充実しているので、用途に応じた使い方ができる。
ただし、代表電話番号しか掲載していないことと代表者、役員名までしか掲載されていないので、部長以下のキーパーソンは別途調べる必要がある。
かつての職業別電話帳だが、現在ではインターネットで全国の企業の電話番号、所在地のリストを簡単に入手できるようになっている。
完全な流用だが、インターネット以前、それも求人誌という概念が登場した直後から有効なリストとして活用されてきた。その理由は、求人広告は「業績がいい」証であり、しかも求人誌に掲載されている時点で一定の与信をクリアしているからである。同じ発想から情報誌への掲載広告も長きにわたりリストとして利用されている。
一方、日経新聞の求人などの広告も活用されてきたが、数が少ないというネックもある。
次のページ
ターゲティングされた営業にはピンポイント狙撃用リスト >
更新:11月22日 00:05