2018年02月23日 公開
2023年03月23日 更新
40代の「記憶の落とし穴」の一つ目は、余計なことを考えてしまって、素直に覚えることができないということです。10代や20代といった若い方々に比べて、40代の方々は、意識を集中させるポイントがズレてしまっているともいえます。
10代や20代は、覚えるにあたって「目の前にある情報」に集中します。誤解を恐れずにいうと、本に書かれている文章を覚えるために、「字面」を覚えにかかるのです。一方で40代の方々は、「目の前にない情報」に集中します。目の前にある文章を覚えなければいけない場面でも、文言から勝手に他の場面を想定し、その情報の前提を「膨らませて」勉強する傾向があるのです。
けれども勉強は、思考する前にまずは「記憶」に特化して取り組むべきです。思考しようにも知識がなければ正しい思考はできないからです。つまり、「思考する→覚える」ではなく、「覚える→思考する」の順番なのです。覚えるのが第一段階で、思考するのは次の段階だと肝に銘じてください。まずは覚えることに特化する。このような割り切りがなければ、多忙を極める40代が勉強で結果を出すことは難しいのです。
更新:11月24日 00:05