2017年02月20日 公開
2023年04月06日 更新
40代のビジネスマンは、勉強する時間が限られています。もし、最短で効率的に英語を学びたいのならば「単語+文法」から始めるのがお勧めです。
その理由は2つ。単語が理解できれば、会話全体を類推できるから。また、言葉のルールブックである文法を学べば、フレーズを丸暗記する必要がなくなるからです。
たとえば、助動詞willを見てみましょう。中学ではまず、「~でしょう」という使い方を習います。さらに高校では、習慣や習性、拒絶といった使い方を習います。しかし、そんなにいくつもの用例を覚えなくとも「絶対?する」という言葉の核心さえ掴めば、さまざまな例文を丸暗記する必要はなくなるのです。
その単語の覚え方ですが、40代にもなって英単語を丸暗記するのはキツいと感じる人も少なくないでしょう。そもそも、そんなキツいことをやる必要などありません。英単語を丸暗記するのはムダが多く、非効率的な勉強法だからです。
まずは受験英語にありがちな「英単語は丸暗記するもの」という発想を捨てましょう。単語の勉強とは「リソースを使うもの」。つまり、今ある知識を使って、語彙を広げていく作業なのです。
とくに40代ともなると、ある程度の単語は頭に入っているはず。その発想からアプローチすると、中学レベルの単語をおさらいしながら語彙力を鍛えていくことが可能です。
そのためにはいくつかの方法がありますが、1つは「リアリティをもたせること」。具体的なイメージと紐づけて、英単語にリアリティを持たせてあげるのです。
たとえば、choke(息苦しくさせる)という言葉があります。格闘技好きなら、相手の首を絞めつけ窒息させるような必殺技choke sleeper と結びつけることができます。
あるいは、女性であれば、首に巻きつけるタイトな飾りであるchoker をイメージするほうがなじみ深いでしょう。どちらも首を締めつけるという意味から、chokeを使っているというわけです。
また「すでに知っている英単語を強化する」という手も有効です。
たとえば、カクテルやウィスキーをかき混ぜる棒をmuddler(マドラー)と言います。そこからmuddleが(混ぜる)という意味だと簡単に覚えられるでしょう。このように、すでに知っている単語や何気なく使っている単語をリンクさせていくだけで、丸暗記するよりも記憶に定着しやすくすることができます。
とはいえ、単語の勉強は地味なので、何か刺激がないと長続きしません。ときどきリスニングやスピーキングをおりまぜながら、モチベーションアップを図る進め方がお勧めです。
語学は、コツコツと積み重ねることが絶対的に必要なのですが、その一方で、飽きやすいという特徴があるのです。
次から、楽しみながら続けられる英会話習得法と単語習得法をご紹介していきます。
これらを参考にしていただきながら、地道な努力と楽しみながらの勉強を交互に進め、長続きする英語学習をしていきましょう。
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更新:11月23日 00:05