2016年10月18日 公開
2023年05月16日 更新
Q3 妻が妊娠中です。子供が生まれるのは嬉しいことなのですが、妻が人名とは思えない変な名前をつけたいと言っており、困っています。違う候補を提案しているのですが、なかなか聞き入れてくれません。考え直すよう説得したいのですが、どのように言えばいいでしょうか。
僕は相談者さんの肩を持ちたいな。珍しい名前自体は、別にいいんです。でも、自分の趣味嗜好を押しつける名前のつけ方は間違っています。子供は親の所有物じゃない。子供の人生を考えたうえでつけないと、かわいそうです。
うちの娘は「呼春」(コハル)といいますが、そう名づけたのは一生使える名前だから。いまは小さいから「コハルちゃん」。年老いてからは「コハルばあちゃん」。かわいらしい響きがあって、一生愛されそうでしょ?
ちなみに僕の「弘至」は「弘」だけで「ヒロシ」と読めるのに、「至」がついています。これは父親が猪木さんの本名「猪木寛至」を参考にしたからだとか。父は僕をレスラーにするつもりはなかったはずですが、結果として新日本に入門したのだから、運命を感じますよね。名づけは愛です。ぜひお子さんに愛のある名前をつけてあげてください。
《『THE21』2016年5月号より》
更新:11月22日 00:05