2016年08月16日 公開
2023年01月30日 更新
ビジネスにおいてはチームで考えることも重要だ。しかし、「チームで話し合っても良いアイデアが出ない」と嘆いている職場は数多い。いったい、どうすれば「チームの思考力」を高められるのか? ユニークなアイデアを次々に生み出すことで知られる面白法人カヤックに、同社が発想の源泉として重要視している「ブレスト」の方法を聞きに行った。
独自性あふれるサービス。「給与×サイコロの出目%」を「サイコロ給」として基本給にプラスして支払うなど、ユニークな社内制度。面白法人カヤックは、数あるIT企業の中でも出色の個性を放っている。社内で毎日、絶えずどこかで行なわれているという「ブレスト」も、同社の自由な発想力を支える基盤となっている。その現場を取材するべく、『THE21』取材陣は同社を訪問した。
一歩オフィスに足を踏み入れると、遊び心あふれるインテリアに目を奪われる。入口のインターホンに使われているのは、なんとレトロな黒電話だ。
加えて、ドアや壁面の至るところに、マンガの「吹き出し」の形をした紙が貼られている。そこに書かれた言葉を見ると、「仲間を助ける力を持て。仲間に助けてもらう勇気を持て」とある。
助けあいこそが同社のモットーであり、ブレストの基本精神でもある──。そう語るのは、企画部プロデューサーの岩田慎吾氏だ。
〔株〕カヤック 企画部プロデューサー・岩田慎吾氏
1984年生まれ。慶應義塾大学卒業後、2008年に面白法人カヤックに入社。広告制作チームにて有馬記念のプロモーションなどさまざまな案件を手がけた他、他社との業務提携の窓口も務めた。今年、ゲームチームに異動。広告制作チームで培った対外コミュニケーションをゲームのブランディング構築に活かすべく、日々活躍中。
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更新:11月22日 00:05