2016年05月06日 公開
2017年10月03日 更新
大リーガーの親戚ではない絨毯屋もいます。
他店での手数料2割の件を話したら、これまた親切なイラン人、いいところがありますよと、街金を紹介してくれました。
眉毛が繋がった街金の店主は、ドバイのショッピングサイトで架空売り上げを計上し、クレジット決済すればお金を払う、グレーゾンーン金融です。基本的に同じ手口です。
で、手数料を訊くと、言うほどの金額ではないからとはぐらかすテクニックもほぼ同様。イランの公定レートと闇との差額に四の五のと御託を並べた手数料は、2割5分。
高くなったじゃん!
Yukoの眉間の皺を見て取った店主は、とっておきの奥の手を奥さんにだけこっそりお教えしましょうと、やけにもったいぶって告ったのが「Western Union」。
「手数料は?」
性懲りもなく、ここでもまたお約束の突発性難聴と複雑な計算式を披露してくれましたが、ドバイ編と同じ2割5分。
もったいぶる必要、全然なし!
結局のところ、親切なイラン人が提案する錬金術は、手数料を曖昧にしたまま振り込みという既成事実を作るのがミソ。
タフネゴシエーターには良心的ですが、我が家には禁断の果物です。
ここまで太く逞しく繋がった眉毛は、イランといえどもそうそういません。
過日、マシュハドというイスラム教の聖地で、VISAのシールを発見。
木目調の内装が眩しい、大人の隠れ家風カフェです。
席に付く前に二度三度と「VISAカードは使えますか?」と訊ねます。
その都度はっきりと「Yes!」と返事を貰いましたが、まだまだ油断ならない後出し系のイラン人。
オーダーするときにもう一度、印籠のようにVISAカードを見せたところ、
「NO!」
シールは、飾りものでした。
バザールで買い物する高校生。禁止されているFacebookを楽しんでいます。
更新:11月22日 00:05