2016年03月09日 公開
2023年05月16日 更新
話を聞いていると、「ごく普通の女の子」とも感じられる佐藤さんと西潟さん。2人のどんなバックグラウンドが、アイドルという道を選ばせたのだろうか。香山先生の質問は続く。
香山 ふたりはご自分の性格はどう分析してます?
佐藤 とにかく明るくて、笑ってて、ポジティブです。
西潟 人見知りもしないしね。
佐藤 絶対にしないです(笑)。
香山 人とつきあっていて嫌な思いをしたことは、あまりないほうですか?
佐藤 ないですね。「相手を傷つけないように、今自分はどうすればいいか」っていつも考えるんです。何かが起こる前に、考えてうまくコミュニケーションをとるというか。
香山 人を妬んだりしたこともない?
佐藤 それもしないです。今、私がこの場にいられることを本当にありがたく思っていて。普通の中学生では味わえないことですから。
香山 前から芸能界には興味があったんですか?
佐藤 小さい頃は興味がありました。母からはモデルを勧められていたんですけど、それは全然ふさわしくないと自分では思っていて。私は歌が大好きで、みんなの前でかわいく振る舞ったりすることも含めて、アイドルのお仕事にはひそかに憧れてました。
香山 NGT48に入ることになったきっかけを聞いてもいいですか?
佐藤 新潟に48グループができるって聞いて、これは挑戦してみるしかないと思いました。新潟にまさか来るとは思わないじゃないですか。だって、他の姉妹グループはもっと大都市にあるのに、こんな緑の多い場所になんでできるんだろうと。
でも、だからこそ、メンバー募集のCMで「AKB48を超えたいあなたに」っていうコピーを見たときに「超えられるかもしれない。超えてみたい」って。それで挑戦してみようと思いました。
香山 じゃあ、それまでは他のオーディションを受けていたわけではないんですね。
佐藤 やっぱり、自分の住んでいるところを考えると。東京で活動するとなると引っ越しは難しい。そう思っていたところに、新潟にできるって聞いたので。なんとかなるじゃないですか。
香山 なるほどね。それまで歌やダンスのレッスンは受けていたんですか?
佐藤 全然ジャンルは違うんですけど、日本舞踊を5年間くらいやっていたんです。発表会ではいつも良いポジションを任されていて、みんなの前で発表したりすることはもともとすごく好きでした。
日本舞踊も、「すぐに芸能界に入らないならまずはやってみたら」と母が勧めてくれたんです。私をこの世界に入れたかったみたいで。
香山 お母さんも芸能界に興味があったんですか?
佐藤 そうみたいです。最初は「いやだよ」って言ったんですけど、自分も考え方が変わっていって。
香山 西潟さんはどうして?
西潟 もともと中学2年生のときにAKB48のオーディションを受けたんですけど、そのときに都合が合わなくて最終オーディションを辞退してしまって。
その後もアイドルにはなりたい、でもまたオーディションを受けようか、やめようか……と悩んでいるうちに18歳になってしまって。悩んでいたときに、バイトAKBのCMを見て「これならやってみようよ」って母に言われて。
香山 西潟さんも、お母さんがきっかけなんですね。
西潟 はい。母はおニャン子クラブに入りたかったそうです。
香山 じゃあ、お母さんの夢でもあるんですね。
西潟 そうなんです。それでバイトAKBとして活動して、その後ドラフトで指名していただいて。
香山 昔は芸能界というと、親が「とんでもない」と反対する、というのがよくあったけれど、今はそうではないんですね。
将来を見据えて、たとえば会社を経営したいとか、政治家になりたいとか、夢はあるんですか?
佐藤 私はこの活動を通じて個人の仕事を拡げていきたいなって。私、歌手になりたいんですよ。
香山 ソロの歌手に。ずっと芸能の世界でやっていきたいんですね。
佐藤 そうです。そこにつなげていけるかなと思って。私は板野友美さんが大好きで、板野さんようにかっこよくて、楽しんで活動しているソロ歌手になれたらなと思います。
香山 西潟さんは?
西潟 私は将来のことをちゃんと考えてはいなくて。「将来の夢は?」と聞かれると今は「女優」と答えているんですが、当分はこれ(NGT48)を一生懸命やりたいな、というのが夢です。やっぱりアイドルって今しかできないなって思いますので。
更新:11月22日 00:05