2016年03月29日 公開
テレビで見ない日はないほど大活躍中の大久保佳代子さん。彼女が大きくブレイクしたのは、今から4年ほど前、40歳を迎えた頃だ。15年間もOLと芸人の二重生活を送っていたにもかかわらず、なぜブレイクできたのか? 「40歳からのブレイク」の理由に迫る。
22歳でデビューを飾るも、相方の光浦靖子さんだけが売れ、自分にはあまり仕事がなかった大久保さん。その頃をこう振り返る。
「デビュー直後の自分は、トーク力もなければキャラもできていなくて、明らかに実力不足でした。だから、光浦さんだけが売れても、『なんであいつだけ』とは思わなかったですね。仕方がない、と。だから、まずは生活のために就職をして、お笑いライブに出たり、小劇場で演劇をしたり、自分のできることをしていました。ただ、テレビはあまり見ないようにしていましたね。やっぱり、相方が活躍しているのを見るとモヤモヤするので」
就職をすれば、芸能界は諦めるのが普通だろう。ところが、大久保さんには、引退する気はまるでなかった。
「まだ何もやっていないし、このままで終わるはずがない。そんな根拠のない自信を持っていたんです。だから、『二足のわらじを履いて苦労したね』とよく言われるのですが、全然そんなことはありませんでした。会社とお笑いとの両方に逃げ道があるから、むしろラクでしたよ」
更新:11月22日 00:05