2016年01月25日 公開
2023年05月16日 更新
初対面で意気投合しても、そこから先の人間関係へと発展しなければ意味がありません。人脈を継続していくうえで重要なキーとなるのは、「相手にメリットを与える」ことです。必ずしもビジネス上の利益である必要はありません。たとえば、プライベートの名刺からカメラやテニスの話で盛り上がったのなら「今度、仲間内で撮影会を開くのですが、ご一緒しませんか?」「テニス、よろしかったらお教えしますよ」などと、自分が相手に提供できることを示すのです。
人脈を維持するためには、相手に「人」「機会」「情報」を提供することです。
「人」とは、相手に誰かを紹介してあげること。「機会」は、その人が興味を持ちそうな場に招待したり、セッティングしたりすること。「情報」とは、その人にとってメリットになる情報を教えてあげることです。
もし相手にこうしたメリットを提供することができなくても、少なくとも「この人とまた会いたい」と思われる人物になれるよう心がけましょう。
「この人と話していると楽しい」「自分のことを褒めてもらって、自信が湧いた」などのプラスの感情を抱いてもらえれば、相手の印象に強く残り、人脈はつながっていきます。
人脈がなかなか続かない人にありがちなのは、人脈を自分が何かを得るためだけの一方通行のチャンスと捉えていることです。頼みたいことがあるときだけ連絡する。これでは、相手も快く動いてくれません。日頃から公私を問わず、相手に提供する気持ちや気遣いがあるからこそ、困ったときに手を差し伸べてくれたり、人を紹介してくれたりと、親身になって便宜を図ってくれるのです。
ときどき、仕事は大してできないのに、なぜか取引先に気に入られる人がいます。こういう人は仕事以外の面で相手にメリットを提供する能力が高いのです。こうした人脈力は、意識さえすれば誰でも磨くことができるスキルなのです。
更新:11月25日 00:05