2016年01月05日 公開
2023年05月16日 更新
新入社員のときに教わるような型どおりのマナーも大切だが、30代、40代と年齢を重ね、職位も上がってくれば、状況に応じた臨機応変な対応で相手の心をつかむ「ワンランク上のマナー」を身につけたいもの。戦略的イメージコンサルタントの西松眞子氏に、その例を教えていただいた。
若い頃は、「恥をかかないように」「自分が良く見えるように」と、「自分のため」にマナーを身につけるものだと思います。多くの人がそうでしょう。でも、年齢を重ねてくれば、視野を広げて、相手や周囲への気配りとしてのマナーを身につけたいもの。その姿勢が、「器の大きさ」という人間的魅力を高めます。
周囲への気配りができるようになったからといって、すぐに仕事の成果に直結するわけではないかもしれません。マナーというのは、ホームランではなく、ヒットやバントのような地道なものです。いつも心がけて繰り返すことで、周囲に良い印象を持ってもらえる人へとなっていくのです。
意識していないと、年齢を重ねるにつれて、人の意識や行動は凝り固まっていきます。不思議と、「自分は大丈夫」と思っている人ほど、凝り固まっているものです。
とくに、これから立場が高くなっていく人は、自分の言葉遣いや仕草から、意識して見直してみてください。
更新:11月22日 00:05