2015年08月17日 公開
2023年05月16日 更新
買い物をするときと同じく、旅行にかかるお金も、横断検索で調べる習慣が不可欠。一度利用した予約サイトをその後もなんとなく使い続ける、というパターンはNG。毎回複数のサイトを回って、どこが安いかを調べることが大切だ。
とくにホテル代は、都内の場合は意外にも公式サイトが一番安い、ということも。シーズンや込み具合によって価格が変動するので、そのつどチェックしたい。
なお、予約サイトでは飛行機や新幹線などの移動費と宿泊費がパックになったプランが多く出てくるが、これも「必ずお得」とは言い切れない。別々で買ったほうが安い、というケースもあるので要注意。様々なパターンを考えて比較検討しよう。
●一休.com
高級ホテル・旅館に特化した予約サイト。一見節約と無縁のようだが、期間限定の特別プランを通常よりも安く予約できることが多い。贅沢気分をお得に味わいたいときに。
●航空券の早期予約
早めに予約することで、普通料金よりもはるかに格安で購入できる航空券。どれだけ早く申し込むかにもよるが、6割~8割の大幅な割引が可能となる。
●LCC
圧倒的な安さが売りのLCC。とりわけキャンペーン(セール)では「香港まで990円」といった破格のチケットも珍しくない。各社HPをこまめに訪れてチェックしよう。
家族での外食や、アミューズメント施設利用をリーズナブルに楽しむには、レストランや施設のサイトでクーポンをダウンロードしたり、割引券を事前に入手したり……といった方法がポピュラーだが、「もっと安く手に入れたい!」という人は、ネットオークションサイトをのぞいてみよう。
映画館や遊園地のチケットや、飲食店の株主優待券などが多数出品されていて、場合によっては定価の10分の1といった、超格安での入手も可能。文字通り「ケタ違い」の安さで、思う存分家族サービスができる。
●オークファン
ヤフオク・楽天・amazonのオークション商品を比較検討できるサイト。「落札相場検索」をかければ商品ごとに相場がつかめるので、入札のときの参考材料にしよう。
車を持っていると、何かと家計は圧迫されがち。保険料はもちろん、駐車場代やガソリン代まで加えれば月々の出費は馬鹿にならない。
都心に暮らしている人なら、思い切って車を手放し、必要なときだけカーシェアリングを利用するという方法も。
コインパーキングでおなじみの「タイムズ」が運営しているカーシェアリングサービスに会員登録すると、いつでもネット上でログイン・予約ができる。
予約した時間に指定したコインパーキングに行き、会員カードをかざすだけですぐに利用可能。料金は15分につき200円程度と非常にリーズナブル。予約した時間より短い利用で済めば、その分の代金も帰ってくる。月3~4回、数時間利用する程度なら月々のコストは1万円以下。車を所有して維持するよりもはるかに安いのは一目瞭然だ。
周囲と円滑な関係を保つには、ある程度の交際費はやはり必要。ここで大切なのは、必要な会合だけを選んで出ること。月々にかける交際費の上限を決めておけばしっかり抑制がきき、無駄な出費をカットできる。
幹事を買って出た上で、「グルーポン」などの共同購入クーポンを使えば、超格安でハイクオリティな飲み会に。2,000円程度でも、「料理8品&飲み放題」といった豪華なメニューが楽しめる。
和田由貴
Yuki Wada
節約アドバイザー/消費生活アドバイザー
1973年、東京都生まれ。日本女子大学家政学部卒業。消費生活や環境問題を専門とし、現役主婦兼2児の母でもある立場から、実践的アイデアを提案する節約アドバイザーとして活躍中。講演、執筆、テレビ出演、新聞・雑誌連載などのほか、All About「節約」ガイドほかWEBでの連載も多数。著書に、『月3万円貯まるムダなし生活術』(永岡書店)など。
更新:11月22日 00:05