近頃の文房具店、なかでも万年筆を取り扱っているお店に行くと、化粧品と見間違うほどのお洒落でカラフルな小瓶が什器いっぱいにならんでいて、これらすべてが万年筆インクという驚きの光景に出会えます。
2007年頃から、さまざまなカラーバリエーションの万年筆インクが各社から発売されて、いま「インク沼」と呼ばれるブームが文具ユーザーに広がっています。
そんな文具の世界で、いま注目を集めているのが、台湾の三文堂筆業の筆記具ブランドTWSBI(ツイスビー)です。三文堂筆業は、ヨーロッパの老舗ブランドのOEMとして筆記具の製造に関わってきた会社で、社名は浸透していませんが、実績は折り紙付きです。
日本では2017年から正規の販売がはじまり、着実にシェアを拡大しているブランドです。
TWSBIのラインナップの中で、エントリーモデルに位置づけされる「TWSBI ECO」は、スケルトンなボディが特徴で、中に入れたインクの色や量がひと目でわかるので、「インク沼」を楽しむ新しいユーザーはもちろん、古くからの万年筆愛好家にも喜ばれています。
また「TWSBI ECO」は本体吸入式という仕組みを採用していて、補助器具(コンバーター)を追加で購入することなく、「色彩雫(いろしずく)シリーズ」などの豊富なカラーバリエーションの万年筆インクを買ったその場で楽しめるとあって、インクファンからも高い支持をあつめています。
さらに、「TWSBI ECO」とインクを同時に購入しても10,000円程度と、万年筆をこれから楽しんでみたいという初心者をはじめ、カラーインクを楽しむためにもっと万年筆が欲しいというヘビーユーザーにも手軽に使ってもらえるのが、この「TWSBI ECO」です。
《写真提供:〔株〕酒井》
更新:11月21日 00:05