2021年10月05日 公開
すべての人のウェルネスライフの実現。それは健康寿命という側面からも、高齢化が加速する日本において重要な課題だとわかる。ところが、日本におけるフィットネス市場は伸びているものの、日本人のフィットネス参加率(会員制等のフィットネスクラブを利用する人)はわずか3%強だそうだ。10~20%が珍しくない欧米諸国に比べればまだまだ伸びしろがあると言える。
「これまでは、フィットネスジムに行くのは主に運動が好きな人でした。これからは、そうではない人も運動習慣を持ってもらいたいです。そのためには、運動が嫌いな人でもジム通いを続けられるような様々なサポートプログラムがあるといいと思っています。トレーナーの教え方やかかわり方なども、より選択肢を増やすべきでしょう」(東氏)
あらゆる人の健康と身体づくり、そしてウェルネスライフの実現に向けて、同社の今後、日本で目指すものとは。
「当社の機器をお使いいただくことに価値を感じてもらえるようになるといいですね。ヨーロッパでは、高級車のCMやファッション広告にテクノジムの製品が登場したり、ただ『トレーニングするためのマシン』というだけではないブランドとして知られています。日本でも、そうした+αの価値を感じていただけるブランドになればと」(東氏)
「家庭用の機器は、わざわざクラブに通ったり外出することなく運動に手軽に取り組むための有効なアイテムです。ユーザーのご家庭のスペースや運動のニーズに応じて、トレッドミルなどの大きなマシンからフィットネスベンチまで様々なソリューションを用意しています。
また、機器と並行してテクノジムはデジタルテクノロジーを活用した運動そして健康を管理するmywellessというクラウドプラットフォームを提供しています。
サードパーティー製のアプリやデバイスも統合し、トレーニングの目標管理や運動履歴のみならず、食事やメンタル面もトータルサポートしてくれるアプリも開発しています。もっと多くの人の生活に寄り添う存在になりたいです」(由井氏)
更新:11月22日 00:05