2021年06月12日 公開
今回紹介するのは、薄型レザーバインダーを中心とした、クリエイティブワークを愉しむ人のための道具を提案するブランド「PLOTTER」です。
ここ数年、システム手帳への注目が高まっています。
1968年に国内初のシステム手帳「システムダイアリー」が発売されたことによる第一次システム手帳ブーム、1984年にfILOFAXが国内で正式に発売開始したことによる第二次システム手帳ブーム、2002年にフランクリン・プランナーが国内店頭販売開始したことによる第三次システム手帳ブームに続き、2015年頃から第四次システム手帳ブームが発生しています。
その発端は、システム手帳の画期的な新製品の登場と、新たな活かし方・楽しみ方の広がりだと考えられます。PLOTTERも、第四次システム手帳ブーム発生の切っ掛けとなった製品の一つと言えるでしょう。
2015年、デザインフィルのknoxbrainブランドから、システム手帳バインダーの新製品「LUFT」が発売されました。
これまでにない一枚革構造で、軽く薄くひらたく開くバインダーは、システム手帳の使い方を変えるものとして話題となり、2016年の第25回日本文具大賞・機能部門グランプリを受賞しています。
そのLUFTを元にしたバインダーをベースに、天のり製本のリフィルやアクセサリーツールなど、新しいアイデアを盛り込んだ新ブランドとして、2017年にPLOTTERは登場しました。
PLOTTERを構成する製品群は、互いに連携して手書きによる創造的作業を心地よく効率よく行えるよう工夫されています。
■天のり製本リフィル
PLOTTERのリフィルは「リフィルメモパッド/ノートパッド」として、天のり製本の状態になっています。そのままノートとして使用しても、必要な部分のみ切り離してバインダーに綴じる使い方もできます。
■特殊サイズリフィル
リフィルは、一般的なA5・バイブル・ナロー・M6・M5サイズの他に、A4サイズ・名刺サイズのリフィルメモパッドも提供しています(※)。
A4サイズは発想を広げ思考を巡らせたりアイデアスケッチをしたりするのに最適な広さで、ガイドにしたがって折りたたむことでA5バインダーに収容可能です。
名刺サイズは、PLOTTERの「IDケース」をジョッターとして使用するなど手ぶら状態でも携帯でき、ひらめきを逃さず捉えるのに便利です。
(※)PLOTTERではサイズを次の名称で呼んでいる:M6→「ミニ」、M5→「ミニ5」、名刺サイズ→「カードサイズ」
■収容・携帯ツール
リフィルをバインダーに綴じて使用するだけでなく、単体で持ち運んで使用しやすいように、「スリーブケース/メッシュケース」や「クリップボード」などの収納・携帯ツールを提供しています。
■整理・保存ツール
重要なリフィルをひとまとめに管理する「プロジェクトマネージャー」、細かな紙類も落とさず収納する「エンベロップフォルダー」、大量のリフィルを整然と保管する「リフィルストレージ」などの整理・保存ツールを整備し、リフィルの作成・保存・活用を効率よく行える環境を提供しています。
■その他
心地よい筆記環境を提供する筆記具や、世界に思いを馳せアイデアを刺激する世界地図・地球儀など、気になるアイテムがそろっています。
PLOTTERは、個々の製品単体でも魅力的ですが、様々なツールを揃えて総合的に活用してみることもおすすめします。今までにない発想を生み出す手助けになるのではと思います。
《写真提供:〔株〕デザインフィル》
更新:12月03日 00:05