2019年05月02日 公開
2023年03月07日 更新
《ダイバーシティ、女性活躍推進という号令の元で、どの企業も女性管理職を増やそうと躍起になっている。一方で、女性のほうは「管理職やキャリアアップには興味なし」と冷ややかな目で見ている。仮に皆が管理職になる事を望んだとしても、「席数」は決まっており、全員がなれるわけではない。
そんな環境下において、これからのキャリアに悩む女性会社員に対し、ワーキングマザーで大手グローバル企業の管理職でもある神谷祈利氏は、あえて「上を目指さなくていい」と言う。具体的にどういうことなのか、お話をうかがった。》
新卒以来、外資系企業で20年以上、またグローバル展開している日本企業に勤務し、経歴の半分以上を人材育成分野で費やしてきました。
いくつかの業界での経験がありますが、いずれの業界も女性の活躍の場が少ないところ。つまり、女性の社員の割合も低めで、女性管理職の割合は当然低いところばかり。
そのような中で、気づけば管理職(部長職)を務めています。
私自身は新卒で入社した時は、管理職はおろか、仕事を続けるということを全く想像もしていませんでした。夢は寿退社。そんな私が、気づけば、3度の転職をし、ワーママ管理職をしているのですから、人生不思議なものです。
そして、いくつかの職種を経て、ダイバーシティや女性活躍推進を中心とした人材育成分野に10年以上関わっています。
まさに「女性をいかに登用するか」ということが私の大切な仕事の1つであるわけですが、正直なところ、男性管理職も女性社員も「女性管理職」というものに、どうしたらいいか分からない、もしくは、言われすぎて、飽き飽きしているというのが現状ではないでしょうか?
更新:11月24日 00:05