もう一つのポイントは、「インデックス型」か「アクティブ型」かを選ぶことです。
結論から言うと、初めて投資信託を購入するなら、インデックス型をお勧めします。
インデックス型は、特定の指数に連動した運用を行います。国内株なら日経平均株価や東証株価指数、海外株ならダウ平均やS&P500など、それぞれにベンチマークとなる指数を定めています。これらの指数が上がれば運用実績も上がるので、新聞やネットで指数の動きを確認できて初心者でもわかりやすいのがメリットです。
一方のアクティブ型は、ファンドマネジャーが個別の判断で運用します。積極的な運用を目指すので大きなリターンを得られる可能性もありますが、ファンドマネジャーの腕次第で思わぬ損失が出ることも。さらには、信託報酬などの運用コストが高いのもデメリットです。
この運用コストも、投資信託を選ぶ時の重要なポイントです。購入時にかかる「販売手数料」、運用時にかかる「信託報酬」などができるだけ低いものを選びましょう。特に信託報酬は、中長期で運用する場合はかなり大きなコストになるので、1.45%以下を目安としてください。
投資信託の規模や時価総額を表す「純資産総額」が大きく、減少していないものを選ぶことも重要です。純資産総額が減り続ければ、最悪の場合、投資信託の運用自体が困難になる可能性があるので要注意です。
以上のポイントを押さえたうえで、購入前に必ず目論見書で投資信託の内容を確認してください。過去の運用実績を見れば、五年後、十年後の運用実績を予測する材料になります。
運用を始めた後は、年に1回の交付運用報告書(運用レポート)や月に1回の月次報告書(マンスリーレポート)が送られてくるので、定期的に運用状況をチェックしましょう。
更新:11月23日 00:05