2018年06月30日 公開
2023年03月14日 更新
相手と自分が同じ業界であったり背景を共有していたりすれば専門用語で問題ないが、まだそれが分からないうちは専門用語を避けて、誰でも分かる表現を使いたい。
さもないと、「使えない営業」の烙印を押され、本気で相手にされなくなってしまうので、注意したい。
また、方言のように業界によって専門用語も多少変化することも知っておきたい。例えば製造業の営業なら、どこでも多頻度で使う「設計変更」という用語。これを自動車会社や自動車部品メーカーの一部では「設変(せっぺん)」という業界用語を使う場合もあれば、それでは全く通じない業界もあったりする。
一方、横文字も一緒で、コンサルティングファームやIT業界のように横文字表現を好む業界もあれば、官公庁、自治体のように横文字表現の多用を避ける組織もあるので、まずは業界の慣例を知ってから、それに合わせて対応していきたい。
駆け出しの営業パーソンが最初につまずくのは「敬語」のところだが、敬語が露骨におかしいと現場で教育もされていないのかと「社格」を問われることになる。
敬語の使い方として間違いに気づきにくいのが、「なるほどですね」という言い方。いつの間にか営業場面で普通に使われるようになっているが、「なるほどですね」は敬語的にアウトだということを知っておきたい。目上の人に「なるほどですね」と言っては失礼にあたる。「おっしゃるとおりです」「なるほど、そうですね」や「はい」が正しい。
ちなみに「なるほど」だけでは、「なるほどですね」同様、目上の人には失礼になる。ついでに言うが「そうなんですね」も使わないほうがいい。
営業で使う敬語というのは、15~20の動詞の尊敬語と謙譲語がほとんどなので、ネットなどでチェックし、よく使う短文にして1日10回くらい唱和していると、数週間で口になじんで自動的に言えるようになるので、そうして口癖にしてしまうのが習得のコツだ。
敬語と言っても、日本語であることに変わりはない。すぐにマスターできるので、苦手意識を持つ必要はない。
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(出典:「営業サプリ」https://www.eigyousapuri.jp/)
更新:11月25日 00:05