2018年05月25日 公開
2023年05月17日 更新
「取引先に『できません』と返事をしなければならない」
「ママ友からのたびたびのお茶会のお誘い……。子ども同士の関係が悪くならないように、うまく断りたい」
こうした「言いにくいこと」「できれば言いたくないこと」をラクに伝えられたらいいのに。
そんなふうに思ったことはないだろうか。
『「言いにくい」をハッキリ伝えても、なぜか好かれる話し方』が好評発売中の夢実現応援家(メンタル・コーチ)の藤由達藏氏は、ちょっとしたコツで言いにくいことがなくなり、人間関係は劇的にうまくいくと説く。この連載では、「断っても、叱っても、面倒なお願いをしても、なぜか好かれる」。そんな話し方について藤由氏に解説をしてもらった。
少し前に「伝え方」というテーマが話題を呼び、ちょっと前には「雑談」が、そして、最近では「語彙力」というキーワードが注目を浴びているようです。
これらのキーワードに共通しているのは「コミュニケーション」です。
アルフレッド・アドラーは「人間の悩みはすべて対人関係の悩みだ」と喝破しました。
拙著『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』の中でも書いたことですが、私たちは、難局を打開するために6つの他力を利用することができます。
1.人
2.モノ
3.カネ
4.知識・情報
5.スキル・ノウハウ
6.その他
その筆頭にあげられるのが「人」です。
人との関係さえうまくいけば、いかなる難局も打開して、人生を切り開くことができます。
ところが、その人間関係こそが、私たちの悩みになることも。
どうして悩むことになるのかというと、うまく意思疎通ができないからです。
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断れない、頼めない、叱れない、「やめて」と言えない…… >
更新:11月21日 00:05