2018年05月09日 公開
2022年10月27日 更新
これからのビジネスマンは、社会やビジネスの状況が変わることを前提に、将来を考えていかなくてはならない。とはいえ、10年後、20年後の状況を予測することは不可能だ。そんな中で私たちは自分の将来のために、今、何をすべきなのだろうか。
「職業人としての人材価値を高め、常にアップデートしておき、いつでも転職できる準備をしておくことでしょうね。リストラに遭ってから慌てるようでは、ビジネスマンとしてあまりにも不用意です。会社が社員の一生を面倒みてくれないことは明らかですから、社内でのキャリアの見通しや、転職の可能性は常に考えておくことが大切です」
自分に何ができるのかわからないという人は、自分のキャリアの棚卸しから始めてみよう。
「自分がやってきた仕事の中で、『これならできる』という仕事があるはずです。人材紹介会社に登録して、自分の市場価値をはかってみてもいいでしょう。
ビジネスマンにとって勤務先の会社は、『自分の仕事』を買ってくれる取引先のようなもの。転職とは、要はその取引先を変更することです。自分の価値をしっかりと見定め、転職も視野に入れて準備しておくことは、今や『ビジネスマンの基礎知識』の一つと言えるでしょう」
≪『THE21』2018年6月号より≫
≪取材・構成:前田はるみ≫
更新:11月22日 00:05