2018年03月26日 公開
2023年03月23日 更新
だが、ここでいう「学習」とは、単に知識を詰め込むこととは異なる。知識量だけで勝負したところで、コンピュータやAIには絶対に勝てないからだ。茂木氏が勧めるのは「アクティブラーニング」だ。
「アクティブラーニングとは、『能動的な学習』を意味します。従来のような一方的に知識を得るだけの学習ではなく、自ら設定した課題に対して、仮説を立てたり情報を集めたりして、主体的にその解決策を探っていくというもの。今、教育分野で注目を集めている学習方法です。
課題は社会問題でも自分の趣味に関してでも、何でも構いません。楽しみながら取り組んだほうがドーパミンは分泌されやすいので、自分が好きで熱中できるものがいいでしょう。
たとえば、私は今コーヒーにハマっていて、よりおいしいコーヒーを求めていろいろな知識を吸収しています。コーヒー豆の種類や淹れ方などを調べていると、次々と『そうだったのか!』という発見が得られる。たとえば世の中には、ジャコウネコの糞から取り出した未消化のコーヒー豆などというものがあり、香りが良くて非常においしい。こうして楽しみながら学んでいくたびに、どんどん脳が強化されていくのです」
更新:11月23日 00:05