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日本人にビミョウに似ているガーナ人たち(ガーナ)

2017年06月06日 公開
2021年08月30日 更新

<連載>世界の「残念な」ビジネスマンたち(22)石澤義裕(デザイナー)

ガーナ流とは「自分ファースト」?

そうそう雨に降られないのですが、西アフリカは雨期に突入しています。

ときどきお目にかかる1~2時間程度のスコールが、天地創造級です。

先日、幹線道路が完全冠水。迂回路は、あろうことか緑豊かなジャングル。凸凹が麗しい100%ピュアな泥道です。

象の一団が通りかかりそうな村道には、当然のように大きな水たまりが多々ありまして、我が家の軽自動車にとっては、もはや池。ワニが泳いでいても驚かないレベルです。

撤退する勇気を持ち合わせてないか弱き夫婦なので、泣く泣く突撃しました。

十戒のように広がる激しい波。フロントガラス全体にかかる茶色い泥水。巨大な石にぶつかったような衝撃と、車の悲鳴。アクセルを踏みながら、絶叫。

車が壊れる前に、ボクらが逝きそうです。

 

耳にやさしいガーナ人の「カタカナ英語」

サハラ以南のアフリカで、初めてヨーロッパから独立を得たガーナ。

その鮮やかな独立ぶりから、アフリカらしからぬ文明の香りと、インテリっぽい印象を受けたものですが、今のところ、世界一立ち小便が多い国ではないかと存じます。

彼らの逃げ隠れしない遠慮のない放水プレーは、しゃがんで用を足すイスラム教の薄まりを感じさせ、テロ事件が多い昨今ですから、立ち小便は安心の風物詩です。

またガーナは、恐れ多くもイギリス連邦の一員。路地裏の仕舞屋のおばさんまで、普通に英語を話します。

意味不明のフランス語を聞かずにすみ、肩の力が抜けたところです。

もし英語学校を経営したい起業家がいましたら、ガーナをオススメします。

彼らの英語はカタカナっぽいので、日本人の耳に優しいです。

ビザをとるのが厄介ですが……。

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著者紹介

石澤義裕(いしざわ・よしひろ)

デザイナー

1965年、北海道旭川市生まれ。札幌で育ち、東京で大人になる。新宿にてデザイナーとして活動後、2005年4月より夫婦で世界一周中。生活費を稼ぎながら旅を続ける、ワーキング・パッカー。

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発売日:2024年11月06日
価格(税込):780円

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