2017年03月21日 公開
2024年12月16日 更新
集中力を高めたり、ストレスを低減したりすること以外にも、マインドフルネス瞑想にはさまざまな効果があります。
余計なことを考えなくなるので、思考が整理されて論理的に考えることができるようになりますし、直感力や発想力も高まります。直感や発想はリラックスしているときに得やすいものです。マインドフルネス瞑想でストレスを減らし、リラックスする時間を毎日持てば、インスピレーションがわきやすくなります。
さらに、自分の感じていることをあるがまま受け入れられるようになることで、他者に対しても受容的になり、共感する力が高まります。
これまで感じないようにしていた自分の中にあるネガティブな感情を認め、受け入れていくと、鈍っていた感受性が蘇り、喜びや幸福感、他者とのつながりなどを感じやすくもなります。
これらの変化はすべて、「人間力」を豊かに花開かせることとも言えます。
多様な価値観を持つ他者を受け入れ、ともに協力しあえる力は、これからの時代のビジネスマンに欠かせません。マインドフルネス瞑想は、次世代のリーダーに必要な力を養ってくれるトレーニングだとも言えるでしょう。
《『THE21』2017年3月号より》
《取材・構成:林 加愛》
更新:01月19日 00:05