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脳のストレスを「溜めない」 8つの方法

2016年06月29日 公開
2022年11月14日 更新

有田秀穂(東邦大学医学部名誉教授)

カギは「セロトニン」にあり!

脳

マインドフルネスやぬり絵など、最近ではさまざまなストレス解消法が存在する。本記事では、脳科学の観点からストレスを解消する方法を紹介したい。キーワードは「セロトニン」。脳内に存在するストレス物質を除去する方法を、セロトニンの第一人者である有田秀穂先生にうかがった。

 

「ハッピーホルモン」がストレス解消に効く!

 多くのビジネスマンから、「ストレスをなくす方法を知りたい」という声を聞きます。しかし、残念ながらストレスを「消す」ことはできません。ただ、ストレスをコントロールして、心のバランスを整えることならできます。その鍵となるのが、「セロトニン」という物質なのです。

 セロトニンは別名、ハッピーホルモンとも呼ばれ、元気や幸福感をもたらします。しかし、これが欠乏すると、自律神経が乱れ、過度な興奮や集中力・意欲の欠如など、心のバランスを崩す原因となります。放っておけば、うつ病にもつながります。ストレスに負けないためには、セロトニンを上手にコントロールすることが欠かせないのです。

 では、どうすればセロトニンを上手にコントロールできるのか。それにはまず、ストレスを感じたときに起こる、脳の反応から説明いたしましょう。

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ストレスへの自覚がなくなると危ない! >

著者紹介

有田秀穂(ありた・ひでほ)

医学博士

1948年、東京生まれ。セロトニンDojo代表。東京大学医学部卒業、医師免許取得。東海大学病院、米国ニューヨーク州立大学留学などを経て、東邦大学医学部統合生理学にて、坐禅とセロトニン神経・前頭前野について研究。同大学にて教授を務めたのち、名誉教授に。『脳からストレスを消す技術』 (サンマーク出版)ほか著書多数。

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